自立学習、‘主体的な学び‘について考える〜私が考える主体的な学び〜

私と自立学習との出会いについて書きましたが、じゃあ自立学習ってどういうこと?ということを考えてみたいと思います。

私自身は学校関係を担当しているので、自立学習って言葉は普段あまり使いませんが、これまで言われてきた、自学自習力の育成や、アクティブラーナー、主体的に学ぶというイメージに近いと思っています。

これは、子どもだけではなく、大人の私たちも同じこと。

私自身は常にアクティブラーナーでありたいと思っていますし、周りからもそう見てもらえているのかなぁと思ったりしています。

レジリエンスワークでみんなに選んでもらえるカード、それが、学習意欲。

まさに学び続けたい思いが人にも伝わっているんだということは嬉しいです。

自立学習と集団授業と個別指導

自立学習という言葉が今では当たり前のように聞かれるようになってきました。

私が学生時代にはそんな言葉聞いたこともありませんでしたし、通っていた学習熟でも、集団授業か個別指導でした。

私が学生時代の学習は、先生がメニューを決めていて、それをこなしていくという感じでした。

私は塾の集団授業が苦手だったので、個別の塾に通い、学習していましたが、その時もやはり先生からもらった課題をやっていることが多かったです。

決められた時間に塾に行って、言われたものをやる。そんな学習でした。

並行して、Z会でも学習していました。

Z会も毎月指定の問題が送られて来ます。

ある程度は決められたものが送られているのですが、どの時間に、どれだけの問題をやるかを決めるのは自分でした。

これは、ある意味主体的に学んでいることに一番近いもののような気がします。

どの学習が一番いいとか悪いとかではないですが、自分に合った学びを選べるというのも1つ、学習において必要なことだと思います。

Marikoさんの思う自立学習、主体的な学びとは?

私が思う、主体的に学ぶということの理想は、

・学習者が自分で学習するものを決め、自分で調べながら、深めていく活動

なのかなぁと思います。

簡単に書くけど、なかなかできません。

でも、小学生からできることなんです。

できるというか、できるための練習が充分可能です。

私の領域は、小・中学生が主体的に学ぶことなので、学習するものの多くは、現段階では教科学習です。

その場合、(教科書など)一定の範囲で、学習者が自分で学ぶ単元を決めていく。

小学4年生でもわからなければ、小学校2年生の単元を学んでいくのです。

自分の苦手を発見し、その学習を自分で決めていく、この姿勢を育む、お手伝いができればと、私は思っているのです。

学校現場の先生は授業ではできない。と思う方もいるかもしれないですが、授業で実現している学校を数は少ないですが、私は見てきました。

どのやり方を推奨したいとかではなく、これまでのやり方でよかったからこれでいいのではなく、子どもたちか自分で決める学習の機会を少しでも作ることはできているか?という問いを大人が持ち続け、チャレンジしてみることかなと思います。

そして家庭でも同じです。教科の学習じゃなくても、日常の学びも興味を持ったことを深めていけるか?

そして、できる限り、おとなはそれを指示せず見守れるかということです。

そういう問いかけができる人でありたいなあと思っています。