“便利”がいいわけじゃない。 [日々の学び]2020.7.29

最近、世の中はますます便利になっている。

私もその便利さに乗るタイプではあるけれど、一方で違和感も感じるようにしている。

それは、”便利”は時には、人間の考える力をうばうことがあるから。

今日の学び

便利になればなるほど、私たちは楽をする。

昔は、洗濯機のない時代は、手で服を洗っていたわけで、洗濯機ができたことで、時間が大きく軽減された。

これは、ありがたいことで、わたしもその恩恵を大いに受けている。

だけど、旅に出たときは、手で洗うこともあって、手で洗う不便さも知っているし、そのありがたみもわかっているつもり。

で、その洗濯機のレベルじゃなく日々便利になってきていて、それが当たり前にもなってきている。

それがいいとか悪いとかじゃなくて、“便利“になるということは、一方では人間の能力を無くすことでもある。

だから、子どものころに、わざと面倒なことをしてみるのはすごくいいことだなぁと思っている

わたしは、主体的な学びを提案するなかで、大人たちはなんでも便利に、自動採点して、その子にあった教材が自動的に出てきてって考えるけど。

あ、もちろん、それはそれでいい部分があるのですが。

それだけの方向に行っちゃうのは、子どもたちの判断力を奪うんじゃないかなと思ったりしている。

自分で考えて、自分で判断して、自分で次のステップを考える。

この思考を完全に奪う感覚にはならないでおきたいなと思う。

だからこそ、自分にもあえて不便なことを作るようにしている。

これは、私の体質的なものですが、スーパーのお惣菜は買わないようにしていて、その結果自分の首を締めるように、ご飯作りに苦労した時期もありました。

でも、その不便さが工夫を作るし、新たなアイデアも生む。

その過程を楽しんでいる気がします。

だから“便利“すぎないような時間も作っていくことで、自分の進化がある気がします。

今日の感情

尊敬する人たちとの会話で、ありがたみを感じ、自分がそこに存在する意味を感じられて幸せだった

今日の感謝

久しぶりに素敵な刺激をいただけて、生かされているなと感じられたことに感謝

美味しいお食事をいただけたことに感謝

人の幸せなニュースに、心からよかったねと思えたことに感謝